労働基準法を無視する企業が多いのはなぜか

労働基準法を無視する企業が多いのはなぜか

会社での労働基準法違反

会社で働く労働者は労働基準法で守られています。労働基準法では労働時間や賃金、そのほか社内でのことを細かく規制しており、会社はそれを守らなければ違法行為とみなされます。

 

しかし、多くの会社では労働基準法を無視して経営している場合があります。最も無視されがちなのが、時間外労働についてです。

 

労働基準法では残業ができる時間が定められており、残業や休日出勤をする場合には割増賃金を支払わなければなりません。しかし、長時間の残業を行わせたり、割増賃金を支払わないサービス残業をさせたりと、会社は労働基準法を無視した命令をしてくるのです。

 

労働基準法が違反される原因

労働基準法は法律であり、必ず守らなければなりません。そうであるにも関わらず、なぜ労働基準法を無視する会社が後を絶たないのでしょうか。

 

その原因は、会社は利益を上げなければ存続できないからです。会社は労働者に労働をさせれば利益を上げることができます。そのため残業などを無制限にさせられるのであれば、会社にとっては好都合なのです。しかし、残業には制限があり、割増賃金を支払わなければならない。割増賃金は会社にとって出費です。そこで、サービス残業などを行わせることで利益を最大限に上げようとしているのです。

 

労働者にも改善点がある

労働基準法が無視されることは会社ばかりが悪いのではありません。労働者も改善すべき点があります。

 

労働者は残業が長時間にわたっていることや残業代が出ていないことに気づいているはずです。ですが、多くの人はそれを指摘しようとはしないのです。

 

会社内で起きていることは、内部の労働者でなければ気づきません。自分の身は自分で守るという意識をもって、きちんと会社に対して労働基準法違反を指摘しましょう。

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