芸能人と労働基準法

芸能人と労働基準法

18歳未満の深夜の労働は禁止

労働基準法では労働者を守るための権利が制定されていますが、これは学生のアルバイトであっても適用されます。そして、学生特有の規制もあります。それが深夜の労働の禁止です。

 

労働者が18歳未満である場合、22時から5時の間は労働を行うことができません。そのため、コンビニの深夜帯の勤務などは行えないということです。

 

芸能人は例外

18歳未満は労働ができない決まりですが、気になるのが芸能人。今では18歳未満の人がテレビで活躍していることも珍しくありません。そんな人達は深夜でも働くことができるのでしょうか。

 

まず、そもそも芸能人は会社に雇われていない場合が多くあります。そのため、労働者には当たらず、労働基準法も適用されません。しかし、雇用されている人と同等の労働が行われている場合には労働基準法が適用される場合もあります。

 

また、労働時間についても芸能人は例外となります。18歳未満の22時から5時までは労働禁止ですが、芸能人の場合はほかに代わりを務められる人がおらず、その人でなければならないため、例外となるのです。

 

コンビニのバイトはその人でなくても務まりますが、アイドルグループのメンバーの一人が代役というわけにはいきませんよね。

 

テレビ局は自主規制している

芸能人は例外とはいえ、18歳未満の芸能人が深夜のテレビに出ることはほとんどありません。それはテレビ局が自主規制をしているからです。

 

いくら法律が認めていたとしても、見ている視聴者から苦情が来れば問題になってしまいます。それを避けるために、一般的な法律に従っているのです。

 

しかし、テレビには出てないだけで、他の部分で仕事をしていることは十分に考えられます。

スポンサーリンク