自衛隊と労働基準法

自衛隊と労働基準法

労働基準法が適用されない職業

労働基準法はどのような会社でも適用され、これを違反すると罰則が与えられます。これによって、労働者は守られているのです。

 

しかし、労働基準法が適用されない職業もあります。それは国家公務員です。国家公務員は会社に雇われている人とは違うため、決まりも変わるのです。

 

中でも自衛隊は働き方も特殊であるため、労働基準法が適用されないことになっています。

 

自衛隊は自衛隊法がある

自衛隊には労働基準法が適用されませんが、労働基準法と似た内容の自衛隊法があります。この自衛隊法には、1日の労働時間や休暇について決められています。また、自衛隊特有の、服務規律や居住場所についても決められています。

 

また、自衛隊は職業柄、超過勤務が多くなってしまいます。その超過勤務を補うための代休についても決まりがあります。

 

自衛隊だからと、無理な労働が認められているわけではないのです。

 

労働環境が悪い場合には

自衛隊には自衛隊法があり、労働時間などが決められていますが、中には労働環境が悪い場合もあります。長時間勤務が繰り返されたり、勤務中に休憩をとることができなかったりと、環境が悪い場合も多くあるのです。

 

通常の会社であれば、労働基準監督署に相談をすることができますが、自衛隊の場合はどこに相談すればよいのでしょうか。

 

自衛隊の場合、労働条件などに関しては人事院に相談をすることができます。また、防衛庁にも相談できる窓口が設置されているはずなので、そういったところでも相談できるでしょう。

 

自衛隊の決まりは少し複雑な部分もあるため、まずは専門的なところに相談をして、違反しているのかを確認したのちに、どのような対処をすればよいかのアドバイスをもらいましょう。

スポンサーリンク