社労士と労働基準法

社労士と労働基準法

社労士とは

社労士とは社会保険労務士のことで、会社における労働に関する法律や社会保障に関する法律の書類を作成したり、社会保険に関する指導を行ったりする職業です。

 

会社に雇用されることで、その会社の社労士として働く場合もあれば、独立して個人で働く場合もあります。

 

労働に関する法律などには詳しいため、労働基準法もきちんと理解しており、労働基準法違反を社労士に相談することもできます。

 

社労士は労働者の敵?

社労士に対して労働基準法違反を相談することもできます。しかし、社労士は労働者の敵という考え方があります。

 

社労士は多くの場合が会社からの相談に応じ、指導を行います。つまり、社労士の顧客は会社なのです。しかし、労働基準法違反を指摘すれば、顧客を否定することになってしまいます。そのため、社労士は労働者の敵と思われているのです。

 

しかし、社労士の中には労働者の立場に立って、労働基準法違反などの相談を受けてくれる人もいます。

 

労働基準監督署へ相談に行くことも一つの方法ですが、社労士に相談することも有効です。

 

社労士になるには

社労士は国家資格です。そのため資格試験を受けて合格する必要があります。もちろん試験の内容には労働基準法についても出題されます。

 

しかし、非常に難しい問題も多くあるため、難易度は高くなっており、合格率は10%ほどです。

 

労働基準法には守るべき内容が記されています。これをきちんと覚えることは絶対に必要ですが、問題として出題される場合、会社内で起きそうな例が問題として出題されます。内容が具体的になる分、覚えていても答えられないということがあるのです。

 

非常に難しい資格ですが、社労士はやりがいのある仕事だと思いますので、取得を目指している人は頑張ってください。

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