幼稚園や保育園の人手不足は労働基準法違反が原因?

幼稚園や保育園の人手不足は労働基準法違反が原因?

幼稚園や保育園での人材不足の原因

今待機児童が多くなっている問題が世間では騒がれています。その一つの理由として幼稚園や保育園での人材不足が挙げられます。

 

かつては女性の憧れでもあった幼稚園や保育園での仕事ですが、今ではそれほど憧れとはなっておらず、むしろ避ける傾向にあります。その原因は幼稚園と保育園のブラック企業化です。

 

幼稚園や保育園はブラック企業と呼ばれる企業のように職場環境が悪化してきており、それによって幼稚園や保育園で働く人が減ってきているのです。

 

労働基準法違反の数々

幼稚園や保育園では労働基準法違反が当たり前となりつつあります。

 

幼稚園や保育園に通っていたという人は多いかと思うので、かすかな記憶をよみがえらせてもらいたいのですが、幼稚園や保育園の先生は常に子どもといます。こどものそばから離れる時間はほとんどなかったように思います。では、いつ休憩をとっているのでしょうか。

 

実は幼稚園や保育園では休憩がとれないのが実状です。もちろんこれは認められた行為ではなく違法行為です。

 

また、それぞれのクラスに担任として付くと、有給休暇もとることができないと言います。さらには残業をしても賃金には反映されないということもあり、これでは幼稚園や保育園で働く人が減ってしまっても仕方ないとしか言えない状態です。

 

大手の幼稚園や保育園だけではない

株式会社が運営している大手の幼稚園や保育園では、労働基準法違反の数々が問題視され、労働基準監督署からの是正勧告が出されたという話があります。

 

しかし、これは大手ばかりでなく小さな幼稚園や保育園でも同じこと、むしろ小さい分人が集まりにくいため、より労働基準法がないがしろにされやすくなります。

 

幼稚園や保育園の人手不足を騒ぐ前に、まず職場環境を改善することに注力するべきなのではないでしょうか。

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