労働基準法は製造業が基準?

労働基準法は製造業が基準?

労働基準法は製造業を元に作られた

会社で働く労働者を守る労働基準法。これは法律なので、違反すれば会社は罰せられることになります。しかし、実際には労働基準法を違反している会社は数多く存在しています。

 

そんな中で、労働基準法が違反されにくいのは製造業かもしれません。なぜなら、労働基準法は製造業を元にして作られた法律だからです。

 

 

休憩時間は一斉にとる?

労働基準法違反は長時間労働などが目立ちますが、休憩時間の部分でも違反が多く見られます。休憩時間は労働者が自由にできなければいけないとされています。つまり、電話番などで社内に残らなければいけない場合、それは休憩時間にはあたらず、別途休憩時間をとる必要があります。

 

そして、意外と知られていないのが、休憩は原則として一斉にとるということです。もちろん飲食店や病院などは常に誰かが業務に当たっていなくてはいけないため交代で休憩をとりますが、そういった仕事以外では一斉に休憩をとります。

 

製造業の場合、屋外でキャッチボールをしている姿などを目にしますが、一斉に休憩をとっているなによりの証拠です。

 

時代に合わなくなりつつある

労働基準法は製造業を元に作られた上に、作られてから時間が経っています。そのため、最近では時代に合わなくなっているという声も聞きます。時代に合わなくなっているため、労働基準法を違反してしまう会社が増えているというのです。

 

たしかに労働基準法違反にはそういった背景があるのかもしれませんが、現行の守るべき法律として適用されている以上は、会社もしっかりと守ったうえで労働者を働かせるべきです。

 

労働基準法を遵守し、労働者が安全に働くことのできる会社が増えていくことを願うばかりです。

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