保育士の職場は労働基準法違反だらけ?
保育士に休憩時間はない?
以前は女性の憧れの職業ともなっていた保育士。最近では男性の保育士も増えています。
そんな保育士も労働者なので、労働基準法に則った業務が行われるべきです。しかし、保育士にとって休憩時間はないに等しいものとなっています。
労働基準法では6時間の労働に対して45分、8時間の労働に対して1時間の休憩をとらなければいけないとしています。
しかし、保育士の場合は子どもが昼寝をしている時間に交代で少し休憩をする程度で、その休憩時間も園内で雑務をこなすという人が多いのです。
規定の休憩時間が取れていないことはもちろん、休憩場所が園内に限られている場合は休憩には含まれないため労働基準法違反だと言えます。
子どもと接する仕事は何が起きるかわからない
保育士が休憩時間をとれないことは労働基準法違反ですが、子どもの行動は予測ができません。いつなにが起きるかわからないのです。
そのため、保育士も常に子どものことを頭に置いておかなければいけません。
また、労働基準法に違反しているといっても、子どもを優先して考えなければいけない職業なので、労働基準法を守りながら業務を行うことも難しい状態です。
職場環境の改善が保育士不足を解消する
今保育士は不足しています。
中には保育士として働いていても、労働基準法に違反した業務内容を目の当たりにして退職する人も多いですし、保育士として働くことに恐怖を感じている人もいるほどです。
こういった職場環境が黙認されているため、保育士の不足がどんどんと進んでいるように思えます。
保育士不足を止め、解消していくためには、まず保育士が働く職場環境を整え、労働基準法に従った業務が行えるように改善していくことが何よりも大切だと思われます。
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