警備員の仕事は労働基準法違反が当たり前

警備員の仕事は労働基準法違反が当たり前

労働基準法が機能しない警備員

今多くの会社で長時間労働や残業代の未払いが問題となっています。これは労働基準法がうまく機能していないために起きています。しかし、最も労働基準法がうまく機能していない職種は警備員です。

 

警備員は今労働基準法における大きな問題に直面しています。

 

警備員の仕事は長時間労働が当たり前

警備員の仕事は長時間労働が当たり前となっています。警備員は24時間体制で警備にあたる必要があります。さすがに1人の警備員に24時間勤務をさせるわけにはいきませんが、12時間勤務の2交代制をとっている会社は多くあります。

 

また、間に数時間の休憩は入れつつも朝から翌朝まで働き、翌日も日勤を行うといった働き方をしている警備員も少なくはありません。

 

これは言うまでもなく労働基準法違反です。しかし、なぜ警備員の仕事には労働基準法がうまく機能しないのでしょうか。

 

実は警備業界は人員不足に陥っており、交代する人員を確保できないため1人あたりの労働時間が長くなってしまうのです。

 

休憩が取れない場合もある

労働基準法には8時間労働する場合には1時間の休憩をとらなければならないという決まりがあります。つまり、12時間勤務が当たり前となっている警備員は1時間の休憩が必要だということです。

 

しかし、人員不足なこともあり、休憩中でも異常が発生すればすぐに駆け付けなければなりません。このように常に業務に備えた状態で持ち場を離れることなく過ごしている時間は休憩時間には含まれません。これも違法行為です。しかし、人員不足で1人の労働時間を8時間未満にできず、休憩中に交代できる人員も確保できないため、休憩をとることも難しい状態です。

 

警備業界の労働基準法違反に対する問題は、まず人員不足を解決しなければ改善されないものなのです。

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