労働基準法における昇給

労働基準法における昇給

働いても昇給されない

同じ会社に長期間働き続けると、基本給が上がっていき給料自体も上がっていきます。これが昇給です。昇給していけば、ずっと同じ会社で働き続けようと思えますし、仕事のモチベーションも上がります。

 

しかし、中には昇給が行われない会社もあります。何年働き続けても入社した時と同じ金額のまま。これでは仕事に対してやる気が出ません。

 

昇給が行われない会社は問題にはならないのでしょうか。

 

昇給は必ずしも行われるものではない

会社で働く労働者を守ってくれる労働基準法ですが、この労働基準法の中に昇給を絶対に行わなければならないとは定められていません。そのため、昇給は必ずしも行われるものではなく、昇給がなくても問題ではないということです。

 

しかし、労働基準法には昇給について定められていることが一つあります。それが、昇給についてのことを就業規則に明示しておくことです。

 

就業規則などをしっかり確認

労働基準法の定めにより、就業規則には昇給の時期や昇給を行う基準などが明示されているはずです。その条件を満たしているにも関わらず昇給がされない場合は就業規則違反になるので、一度就業規則を確認し、条件を満たしているようであれば会社に交渉してみましょう。

 

たいていの会社では、社員の長く働いてもらうために昇給の制度が取り入れられているはずです。そのため、元々昇給が行われない会社は数少ないとは思いますが、昇給がない場合はどれだけ働いても給料が上がることは期待できません。そのことに不満を感じる場合は、その会社で働き続けても仕事に打ち込むことができなくなることが考えられますので、ほかの会社への転職など検討した方が良いでしょう。

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