造園業における労働基準法
造園業における労働基準法違反
庭を手入れする造園業。もちろん造園業で働いている人も労働者です。そのため、労働基準法は適用されます。
しかし、実際には労働基準法が機能していないようです。
造園業は屋外での業務となるため、天候によって左右されます。そのため、天気が良い日に業務を行おうという考えから、労働基準法で定められた1週間に1日の休日が取れないことがあります。
また造園業においては有給休暇もとることが困難な場合が多くあります。
このように造園業では労働基準法が無視されがちなのです。
会社では残業代が出せない?
造園業で労働基準法が無視されやすいのは経営状況にあるようです。造園業で利益を出すことはなかなか難しく、それによって残業代などを支払うことも困難になっているという状況が挙げられます。
また、有給休暇も会社にとっては労働力が欠けるにもかかわらず賃金だけが発生するため、こころよく思わない場合もあります。
もちろん有給休暇は労働者の権利ですが、なかなか取得が難しい状況です。
独立したら労働基準法は適用されない
造園業で働き続ける場合、若いうちから会社で修行をして、経験を積んでから独立することが一般的だと言われています。
むしろ独立しなければ造園業で生活をすることが困難とも言われています。
もちろん独立してしまえば、労働時間や賃金などを会社から縛られることもありませんが、労働者ではなくなるため労働基準法も適用されません。
つまり、労働基準法で定められている時間以上に働いてやっと生活ができるようになるのです。
会社で働くのか独立するのか、どちらが良いかは一概に言えませんが、いずれは独立する道を選んだ方が良いのかもしれません。
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