労働基準法と労働安全衛生法

労働基準法と労働安全衛生法

労働基準法とは

会社は労働者を雇用して業務を行わせることで会社の利益を上げていきます。しかし、労働者に業務を行わせる場合、労働者はストレスや疲労など、様々なものを抱えることになります。そのため、労働者を守るための決まりを作り、会社に守らせることで労働者を守る必要があります。その決まりが労働基準法です。

 

労働基準法は必ず守らなければならないものであり、これを違反すると会社は罰則を受けます。

 

労働安全衛生法とは

労働者に業務を行わせるうえで会社が守るべき決まりがもう一つあります。それが、労働安全衛生法です。

 

仕事には様々な業種、職種があり、全てが安全なものとは言い切れません。怪我をする可能性もあれば、命を落とす可能性もあります。体に有害なものを扱う仕事であれば、それが原因で病気を引き起こす可能性もあります。

 

しかし、仕事を行ううえでそのようなことが起こってしまうことは防ぐべきです。そのため、労働者の安全を守るために決められたのが労働安全衛生法なのです。

 

 

労働基準法と労働安全衛生法の関係

労働基準法と労働安全衛生法はどのような関係があるのでしょうか。

 

労働基準法は労働者の権利を定めているもので、労働者が労働をする上での基本のようなものになります。つまり、基本的な内容は労働基準法に盛り込まれているということです。

 

そして、労働安全衛生法もかつては労働基準法の一部でした。しかし、労働者の安全を守ることは重要なことだと考えられた結果、労働安全衛生法として独立したのです。

 

労働基準法と労働安全衛生法はもともと同一のものですが、どちらかを守れば良いというものではなく、どちらも守らなければなりません。

 

会社での違法行為を感じた場合には、労働基準法はもちろん、労働安全衛生法も参考にしてみましょう。

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