年少者に対する労働基準法

労働基準法は労働者に対して適用される法律で、労働者が安心して会社で働くことができるような決まりが定められています。

この労働基準法は、正社員として働いている人に限ったものではなく、パートやアルバイトにも適用されます。

そして、もちろん高校生などもアルバイトをしている場合には適用されます。

また、18歳未満の場合は、労働時間についてさらに厳しく規制がされているので注意が必要です。

18歳未満の場合、労働基準法によって深夜の労働が規制されます。

具体的には22時から翌日の5時までは労働してはいけないというものです。ですので、深夜まで開いている居酒屋や、24時間営業のコンビニなどでアルバイトをする場合には、22時までに退勤をしなければならないということです。

もし22時以降も労働を行っている場合、働いている人が違反しているのではなく、その人を雇っている会社が違反をしているとみなされます。

18歳未満の場合、22時以降は労働できませんが、芸能人に関しては例外的な措置が取られています。それは、芸能人は唯一の存在であり、その人以外に代わりがいないためです。

このように芸能人に関しては例外があるものの、最近では年少者の場合は22時以降にテレビに出ないなどの配慮がされています。

このように例外によって労働基準法が適用されない芸能人であっても労働基準法を遵守しています。そうであるにもかかわらず、最近の会社では労働基準法が無視されがちです。労働者を雇っている会社において労働基準法を守ることは基本中の基本です。

今一度労働基準法を見直し、違反した労働をさせられていないかを確認しておくと良いでしょう。