内定取り消しは労働基準法違反?
突然内定取り消しをされたら
大学3年になると就職活動についても考え始めなくてはなりません。最近は就職も難しくなっており、内定を貰えれば非常にうれしいものです。
内定をもらった人は就職の準備などを始めるかと思いますが、そんな社会人への希望を打ち砕く出来事が起きる場合もあります。それが内定取り消しです。
内定をもらっていて、その会社に入社する意思を固めていたにも関わらず、突然内定取り消しをされてしまうと非常に辛いものです。
このような内定取り消しが行われた場合、会社側には問題はないのでしょうか?
内定取り消しは解雇と考えられる
実は内定取り消しという行為は解雇と同様に扱われます。内定は決してその会社に入社しているわけではないため、解雇には当たらないと考えている人も多くいますが、その会社が内定を出したということは、その人を雇うという意思表示です。つまり、その会社に入社をしたことと同様だということです。
内定取り消しは解雇と同様だということはどういうことかというと、正当な理由がなければ認められないということです。
労働基準法でも正当な理由がなければ社員を解雇できないと定められているので、それと同じことです。
もし、大学を卒業できなかったとか、内定後に会社の業績が落ちたとかであれば認められますが、内定前に業績が不安定だったにもかかわらず内定を出した場合などは、不当解雇と同様に扱われます。
内々定は別物
就職活動でよく耳にする言葉に内々定というものがあります。これは内定とは全くの別物です。
内定は会社が雇うことを意思表示していますが、内々定は内定を出す予告のようなものであり、正式な内定ではありません。
つまり、内々定の状態で取り消しが行われても解雇と同様には扱われないので注意が必要です。
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